自動ブレーキ車の導入

 高齢ドライバーによる事故が後を絶ちません。ステアリング操作の誤りによるものもあるのでしょうが、ブレーキミスによる事故の報道が目につきます。近くの山荘のEさんは自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)付のクルマに乗り換えました。妻は「うちのクルマもそうしたら」といいます。娘も賛成だといいます。
 老人の範疇に入るといっても、それほど高齢とはいえない年齢ですから、電子制御の世話焼きに頼ることに忸怩たる思いがあります。しかし瞬時の視認能力などは若い頃に比べてずいぶん衰えていることを自覚しています。予防措置をとることも大切なことなのかなと、自動ブレーキ車を導入することにしました。

  2000年代初頭から、各メーカーやサプライヤーの開発段階の衝突被害軽減ブレーキを体験する機会が多くありました。前方検知方法には、遠方検知用のミリ波レーダー、形状認識用の単眼カメラ/ステレオカメラ、夜間用の赤外線レーザーレーダーが用いられています。自動車メーカーは部品のコストを勘案し、車両価格に合わせた最適な組み合わせを選択しています。
 検知方法の種類にかかわらず自動ブレーキに共通しているのは、「ドライバーに恐怖感を与える止まり方」をするということ。予め音声などで警告を与え、障害物の直前までブレーキを控え、いよいよとなったらドカンと急ブレーキをかけます。シートベルトが体に食い込むほどの減速Gが発生し、びっくりします。
 このような"味付け"は国土交通省の指針に基づいたものです。穏やかな制動を早めに行って安全に停止すると、ドライバーがそれに頼って、本来のブレーキ操作が疎かになってしまうからなのだということです。

 まあ、そんな安全装置の付いたクルマの導入を決定すると、家族は「これでひと安心」とほっとしているようですが、私のドライビングスキルがすっかり疑われているようで、複雑な気持ちを拭えないでいるのも事実なのです。
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