二回目のお花見

 新元号が決まりました。野党の一部は"令"という文字に否定的で、さらには元号そのものを否定する党もあります。過去を振り返る時、「1989年から2018年時代」というより、「平成時代」と言ったほうが分かりやすいように、現在の元号はある時代を表す記号のようなものであり、まだ意味のあるものなのではないでしょうか。
 現政権の性格を考え、中国の古典から離れ、古事記から引くのではないかと予想していたのですが、万葉集でした。令和、出典も文字も良いものだと思います。
 "令和"を確認してから、川端の歩道をのんびりと歩き、石神井公園で二回目のお花見を楽しんできました。桜の木の下に佇むと、芭蕉の句とともに、"ねかはくは 花のしたにて 春しなん そのきさらきの もちつきのころ"(願わくば 花の下にして春死なん その如月の望月の頃)という西行の歌も思い浮かびます。芭蕉の句は来し方を思ったもの、西行のそれはそう遠くはない先を思ったもの。
 私に残されている年月も、そう多くはないはずです。西行の願いと同じように、このような季節に終わりを迎えられたら、などと思うような年齢になってしまいました。
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